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罪深き身を照らす陽



 窓辺に座る巽を見たとき、私は、目の前にいるこの愛しい人が朝焼けに消えてしまいそうな気がして、一瞬怖くなった。
 あなたまで、私の前から消えてしまうのですか、と無意味に相手を縛り付けるような言葉を口にしてしまいそうになって、身動きがとれなくなった。けれど巽が身じろぎをして背を丸めたとき、この世界の住人だと確認できた気がしてホッと息をつき、ゆっくり歩み寄ってその逞しい背を抱きしめた。
 巽は一瞬体を強張らせた。けれど、それでも安堵したように私の腕の中に留まってくれる。この頼りない、女のそれのような細くみすぼらしい腕で、こんなにも優しいひとを留めておけることがただ嬉しかった。
 すると巽は唐突に、
「……永遠なんて、この世には存在しない。そうありたいと、誰もが望んでいるけど、誰も信じちゃいない。―――俺もな」
 と言った。
 それは遠い昔に自分自身が行き着いた答えで、私にとって、当たり前のようにそこにあったものが、突然失われることの象徴だった。
 だからその言葉に、冷たいものが体の中を滑り落ちるような感覚に襲われても、動揺せずに済んだのかもしれない。もう、わかっていたことだった。
 私もそう思っている、と言わなかったのは、巽がその言葉に同意を求めているわけじゃないとわかったからだ。……いや、この重みを同意で済ませてはいけないのだと、心のどこかで自分を戒めていたからなのかもしれない。
 一ヶ月。互いを知るには短すぎる時間でも、最低限のことはわきまえているつもりだし、何より、自分自身が相手の領域を侵すことも自分の領域を侵されることも拒んでいたからこそ、加減がわかる。
 それくらいのことしか、私には出来ないからだ。
 巽との出会いは、本当の偶然だった。
 猛暑の続く一ヶ月前のある日、数年前に亡くなった私の養父と養母の墓参りに行ったとき、同じ霊園に「彼」の家の墓があることを思い出した。
 今では顔さえも記憶の中ではおぼろげになってしまったというのに、彼と過ごした思い出は、まるで呪縛のように私の過去のほぼ全てを埋め尽くしていた。
 小学生の頃からずっと一緒だった彼は、私とはそれこそ太陽と月のように正反対な性格をしていた。
 彼は喧嘩っ早く、中学生までは生傷が絶えないような、大人からすれば問題児のような存在で、クラスメイトからも敬遠されがちだった。部活はサッカーをしていて、先輩たちよりもなまじ上手いから、反感もそれなりに買っていたし、対立もあったそうだ。
 けれど、そんな彼だって捨てられていた犬や猫を拾ってきては「飼ってやりたい、それがだめなら飼い主探しとその間の餌やりをする」と言える、優しい心があった。
 喧嘩だって理由の半分は体の弱かった私が苛められていたとき、面と向かって「そういう卑怯な真似はやめろ」と言ったからだし、決して自分から喧嘩をふっかけるような根っからの悪ではなかった。
 そうして月日は流れ、私たちは高校生になった。同じ高校に通うことになった彼に彼女が出来た。
 けれど私は、素直にそれを喜ぶことが出来なかったのを今でも覚えている。
 そしてその時、初めて自分の性癖を理解し、その対象となっていたのが彼だということもはっきりと自覚した。
 だからといって私に何が出来るということもなく、ただその気持ちだけは悟られないように今まで通りに接していた。紹介された彼女とも「仲の良い」付き合いをしていた。
 それでも、長年付き合ってきた「親友」には、気持ちの変化が理由とはわからないまでも、以前とは違う雰囲気を感じ取っていたらしい彼は、彼女を自宅まで送り届けてから二人っきりになって、それを指摘した。
 訊かれたところで言えるはずもない。一生隠し通していこうと決めた想いだったし、彼はまっとうな人生をこの世界で歩んでいくだろうと私自身が予想できるのに、自ら常軌を逸脱した性癖に走り、あまつさえ親友という立場に甘んじて、彼女とは別に彼と対等に同じ場所で付き合っていけることに安堵している卑怯な自分に、何が言えるというのか。
「何でもないよ」
 それしか、私が口にすることが出来る答えはなかった。
 そうか、と彼は、夕暮れの空を仰いで大きく息を吸い込むと「何を悩んでんのか知らねぇけど」と言って私のことを真っ直ぐに見た。
「お前とはさ、このままでずっと一緒に付き合っていけたらいいって思ってる。というか、そうしていく。誰が何と言おうとな。そうやって真剣に悩んでるような顔されると、こっちまで気が気じゃなくなるんだから、言いたいことあったら何でも言えよ」
 俺だってしょっちゅう彼女の惚気聞かせちまってるし、と照れくさそうに視線を外した彼に、私は苦笑いを浮かべることしか出来なかった。
 彼の刹那の真剣さは、その真摯で穢れのない瞳は、その時私にとって苦痛にしかならなかった。
 本当は全てを打ち明けてしまいたい。けれどそれをしてしまえば、二度と彼と彼の望むように付き合っていくことは出来ないだろう。
 だからせめて、彼の望みを叶えてやることが私の精一杯の気持ちだった。  胸の痛みに歪みそうになる顔に、苦笑いを貼り付けて。眩しい彼の笑顔を見る目に涙が滲まないように。
 この気持ちを、彼のために封印する。その代わりに私は彼と死ぬまで付き合うことを赦される。
 どこまで汚いのだろう。そうやって都合のいいように自分の心を捻じ曲げて、本心を隠し通しながら、曲がったことが嫌いで、いつでも信念を貫き通す彼の傍に身を置くなんて、これ以上の罪はない。
 そんなことを考えていると彼に知られることさえ怖かった。知らずのうちに、彼が一番嫌う人間に成り下がっていたからだ。
 それから三年、醜い恋情を親友の顔の下に隠しながら過ごし、彼が最初の恋人と別れ、二人目と付き合い始めた頃、卒業を迎えた。
 正直、自分の愛する人間が目の前で自分以外の誰かに愛を囁いては幸せそうに微笑む姿など、見ているだけでも感情が擦り切れてしまいそうな気さえしていたし、彼は大学へ、私は専門学校へ進学することになっていたので、これまでのように毎日一緒にいるということはなくなった。
 同じ場所にいられないことの焦燥感と、彼が他の誰かと仲睦まじげにしているところを直に見なくて済むことの安堵感、そして叶わないとわかっていながらも、日に日に強くなっていく、止めることの出来ない感情が常に体の中で混ざり合って複雑な気持ちだった。
 けれど彼が時々よこすメールや電話の端々に、彼の幸せそうな日常があることを感じられて、誰とどんな風に過ごしていこうとも、彼の中における自分の立場が、私が私である限り変わることはないと知っていても、良かったと思っていた。
 私は、彼が幸せなのだと信じていた。
 だから、深夜のメールで「ちょっと疲れた」というメッセージを貰ったとき、ただの惚気か、サークルの活動で疲労が溜まったのか、その程度のものしか考えていなかった。
 私はそのメールに、「どうしたの」と柄にもなく顔文字まで語尾につけて、いつもの調子で書いて返信した。でも、その日彼から返事が来ることはなかった。
 いや、一生来ることはなかったと言い換えるべきなのだろう。
 彼は翌日、賃貸アパートの浴室で手首を切って死んでいたのを発見された。
 発見者は彼が付き合っていた恋人で、彼好みの、気の強そうで真っ直ぐな瞳を持つ人だった。
 携帯には、発信されずに下書きで保存となっていたメールが一通あった。

『一生、親友でいるって約束破ってゴメンな』

 まぎれもなく、私への謝罪と遺言だった。
 彼がそれを下書きのまま保存したのは、私に送れば自殺を止めにくるとわかっていたからだ。
 色々と事情を訊かれたりして、私も彼が自殺した理由を突き止めたくて、捜査に協力した。
 それでわかった話だが、彼の家は闇金に借金があり、父親は行方をくらまし、母も取立てを迫る嫌がらせの数々にノイローゼになって寝たきりの状態だったために、実家を出て間もない彼に白羽の矢が立った。そしてその返済額もかなりのもので、利子を返すだけで精一杯の状況だったらしい。
 闇金からの取立ては、半年以上前からあったというのに、彼は一言も話さなかった。「辛い」とも「嫌だ」とも言わず、ただ「対人関係大丈夫か」とか「この前合コンで会った子がすっげぇ可愛いの」と付き合う前の彼女の話なんかをいつも通りにしていただけだった。
 そんな彼の短い「訴え」に、気付いてやれなかった自分を責め、そして何も言わずに死んでいった彼を恨んだ。
 親友だから、闇金に追われていることを話せとは言わない。でも、自殺するほど辛いのなら、迷わず話して欲しかった。
 一人じゃどうにもならないことだってあるからこそ、自分という存在があったのに。
 最後にあんな言葉を残すくらいなら、私のためにもっとずっと生きていて欲しかった。あるいは、彼のために。
 当時のことを切々と思い出していたから、彼の墓の前に来たとき、自然と険しい表情になっていた。
 彼が死んで、暫く経ってから彼の母も亡くなったと聞いた。父親の行方は依然掴めないままで、世話をする者のいない墓石は罰当たりなほどに汚れていた。
 結局、最期まで彼の背中を見ていることだけしか出来なかった自分が、彼に対して怒りを覚えるというのは筋違いだと思う。
 永遠に続くと思われた関係を留めておくだけの力もなく、あっけなく砕け散った未来の中で空虚さを抱えながら生きていることを突きつけられた気分だった。
 その時、隣で誰かが「何でここにいるんだ」と独り言のように呟いたのを、私は意識の端で捕らえた。
 見るとスーツ姿の見目のいい男が、私の顔をまじまじと凝視していた。
 その目は、私を見ているのに見ていないような……私の中に別の誰かを見ているような感じがした。
 だから「人違い」と言われたとき、妙に納得はしたが、それだけではない何かがあるようで、別にいい、と答えた笑顔の下で、どうも腑に落ちなかった。
 彼の隣で墓参りをしていた巽とは、まったくの初対面だった。それにも拘らず、昼食を一緒に食べに行き、色々なことを話した。自分の性癖のことも、彼のことも。
 自分の性癖を自覚してから、性の対象は常に同性だった。だから叶わない想いを抑えこみながらも、体の内側の疼きにはどうしても抗い切れなくて、同性愛者の集まる界隈へ繰り出しては一夜の快楽に浸るという経験も数え切れないほどあった。
 巽と出会ってからも、それは変わらずに続いていたが、少しずつ変化が生じてきた。
 どうしてか、巽を意識し始めていたのだ。
 高校や専門学校のときの友人でさえ、仕事でなければ一ヶ月に一度会えればいい方だというのに、巽とは三日も空けずに会っては食事をしたり、互いの家で酒を買ってきて飲んだりしていた。
 基本的に残業をしないデザイン事務所に就職していたため、巽の誘いを断るときは、次の日までにやっておきたい仕事を持ち帰った日か、「約束」がある日だった。
 恋愛感情を伴わず、互いを、快楽を得るためだけに利用する、我ながら不毛な関係を持つ相手には幸いにも困らなかった。
 相手は何人かいるが、全員が年上で、安心して体を預けられるようなタイプばかりだった。私は快楽の中にも安らぎを求めていたのだと思う。
 おそらく、巽もそんな人間だったから、感情などではなく、体の奥底からその他大勢のセックスフレンドのような関係を求めていたのかもしれない。
 少なくとも、初めは。
 巽と会って二週間ほどが経ったとき、前もって巽には会えないと言っておいた日があった。約束があったからだ。
 その男は二十代後半のコンピュータ関係のエンジニアの仕事をしていて、よく誘ってくれる人だった。巽と会うまではそれほど付き合いの深い人間もいなかったので、ほとんどの場合、誘われたら応じるような感じで、その回数も他と比べると結構多い方だった。
 夕飯を食べ、ホテルへ泊まり、翌日はシャワーを浴びてそのままホテルから事務所へ向かうので、大抵会うのは駅前やわかりやすい待ち合わせ場所だ。
 いつも通りに駅前広場へ行くと、先に着いていた相手を見て、一度息をつく。そこに自分自身を置いていくようなつもりで。
 感情、つまり心が伴わない行為の相手に対して、心を砕く必要などないのだから。
 それでも会えば痴態の数々が思い浮かんできてしまう。何年も続けてきたことなのに、誰に会ってもいちいち初心な子供のようにそんなことを考えてしまう自分が馬鹿らしかった。だが、治すことも慣れることも出来ない。
「……さん」
 近づいて名前を呼ぶと、男はすぐにこっちを振り向いて、フッと笑う。私も相手の気分を害さないように感情の篭らない乾いた笑みをいつも通りに顔に貼り付けようとした。
 けれど出来なかった。
 ―――巽が見えたからだ。
 その場に巽が居合わせたわけじゃなく、うそ臭い愛想笑いだとわかるその笑みに、男ではなく巽の表情が浮かんだ。
 巽はそんな相手ではない。
 気の利いた言い回しが苦手な不器用な人で、けれど私の過去の話を私の望むように受け止めてくれた巽に対して、そんな風に考えてしまうのは失礼だ。
 でもそのとき、どうしても巽に会いたくなった。会いたくて仕方なくて、店に誘ってくれた男に丁寧に断りを入れ、電車に飛び乗った。
 巽に連絡を入れると、仕事帰りで丁度私の家の最寄り駅が近かったらしく、部屋に着いたときにはドアの前に酒の入ったコンビニの袋を下げた巽が立っていた。
 いつも通りに部屋に招きいれ、つまみの用意をしてソファのところへ持っていくと、巽は缶を開けてビールを呷っているところだった。ゴクゴクと喉を鳴らして飲んでいた巽の前につまみの皿を置いて、私もソファでちびちびと同じ銘柄のビールを飲んだ。
 突然呼び出した理由を巽は問うてきたが、本当のことなど言えるはずもなく、とっさに浮かんだこじつけも言葉にはならなくて、ただ黙っていた。
 何も言わない私に、巽は怪訝な表情を浮かべたが「まぁ俺も暇だったからいいんだけど」と言って追求してくることはなかった。
 テレビも点けず、一言も喋らないのに同じ場所で同じつまみを食べながら同じ酒を飲んでいることに、もどかしさを覚えた。
 それ以上の関係にはなりえない。なのに別のところで巽を欲する自分が在った。それを感じたことが、引き金になった。
 酒のせいもあったのかもしれない。
 気付くと私は、自然な仕草で巽の手からビールの缶を取ってテーブルへ置くと、深く口付けた。
 もちろん、巽は抵抗した。そうするとわかっていたし、絶対にしてはならないと思っていたことだったのに、衝動が抑えきれなかった私は、今にも壊れそうにな感覚に苛まれながら、「抱いて下さい」と口走っていた。
 巽はじっと私を見つめて、何かを呟いた。目の前にいたのに聞こえなかったということは、私には聞かせるつもりのない言葉だったのだろう。
 何を言っていたのかはすぐに気にならなくなった。巽が押さえていた肩をもう一度引き戻して、同じように唇を重ねてきたからだ。
 巽は私を抱いた。男を相手にするのは初めてらしく、やり方もぎこちなかった。けれど、決して私が傷つかないように丁寧な愛撫を施してくれた。
 愛撫……あの行為に愛はないのだから、そう表現することは間違っている。そう思いたいという気持ちだけを募らせながらも、現実は期待を裏切るだけだ。
 それ以来、巽には何度となく抱かれる生活が続いている。渇きは癒されるのに、胸に走る痛みは日に日に増していく。
 絡み合う視線に、巽が何を見て、何を思うのか、考えるだけで切なくなった。初めて会ったとき、巽は私以外の誰かを私の中に見ていたからだ。もしかしたら……巽の最愛の姉を私に映しているのかもしれない。
 私自身、自分に問いかけることがある。巽自身が欲しいのか、彼と同じ空気を持つ巽が欲しいのか。
 答えは出てこない。けれどこれだけははっきりしている。私は確かに巽を愛している。
 そこにあるものが巽なのか、彼なのかという疑問の答えには一生行き着けないだろう。
 巽も私も、生きているのだから。
 どう足掻いても、死んだ人間には勝てない。
 私が愛している巽の胸に秘められた、亡くなった姉への想いを忘れることが出来ないように、私も彼への想いに縛られている。
 巽は綺麗だ。私のように、愛する人の代わりを求めようとはしていない。最近は、懐かしむような目もまったくしなくなった。だからといって、巽が私を想ってくれているとは限らないが。
 それが辛くて痛いと言ったら、この関係は必ず均衡を保てなくなってしまう。曖昧ではっきりしないからこそ、私と巽の関係は成り立っているのだから。
 巽が何を考えているのかわからない。私は巽ではないから。抱き合ううちに溶けて混ざり合ってしまえればいいと、非常識なことさえ考えてしまうくらい、相手の気持ちを読み取れないことが苦痛に感じるのは初めてだった。
 この腕の中に在るときだけは、巽はすぐそこに、私の傍にいてくれる。何も話さなくてもいい、もう失いたくないからここにいて欲しい。
 永遠など信じない。だからこそ、時間の許す限り傍にいたい。
 そう願うのは、罪なのだろうか。
 新たな恋でさえ届かぬ想いを抱くことになってしまったのは、卑怯だった、いや今でも変わることの出来ない私への罰なのだろうか。
「……さぁて、朝飯作るか」
 不意に手の甲に口付けられて、心臓が小さく跳ねたが、それを億尾にも出すことはなかった。
 巽が立ち上がろうとしたので、私はするりと絡めた腕をほどく。本当はもっとずっと抱きしめていたいという思いを無理矢理に押し殺して。
 均整の取れた美しい上半身を恥ずかしげもなく晒しながら、欠伸をしてキッチンへ向かう巽の背中を見て、また光の見えない希望に縋る巽との日常が始まるのだと思った。
 幸せかと訊かれれば、そうだと言える。私を知ってなお、巽は傍にいてくれるのだから。たとえその幸せと同じくらいの痛みを感じていたとしても、間違いなく幸せだ。
 その言葉に空虚さを感じるのは気のせいじゃないとわかっている。
 ふと見ると、主人のいなくなった椅子は寂しげに朝日に照らされていて、私はそっとその背を撫でた。陽に晒した手は、思った以上に目に痛い陽射しを返した。
 けれど零れてしまった涙までは、照らされることはなかった。



* * *

 連作2編目、薫視点です。
 「夜明けの空」では攻の名前がまったく出てこず、慌ててひねり出したらまた一字・三文字読みになってしまいました。
 でも一度は使ってみたかった「巽(たつみ)」。
 結局二人は、互いがそれぞれの懸念のために、訊きたいことを訊けずにこの関係を保とうとして苦しんでいます。
 そんなほろ苦い恋愛の形でした。
 書き方にとっても違和感を感じます。
 男の主役に「私」という一人称を使わせたのも初めてだったので、さらに違和感は増していきます。
 まだまだ修行不足です。
 息抜き程度に書いていても、ちゃんとした文章になって欲しいと願う夏のある日でした。


2007.9.14(金) 葉月蒼唯


*ご意見・ご感想など*

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